パーソナルスタイリストのMASAです
「美容とはあなたにとって何ですか?」
これ、僕の美容専門学校の入試の時の作文テーマでした
毎年似たようなテーマが出題されるので入試前から作文を猛練習して本番のシミュレーションをしていました
『美容』といってもジャンルが広すぎて決まった答えが存在しません
美容とは・・
成りたかった夢でもある美容師について考えたり、
「容姿を美しくすることそのものが美容です!」・・・とかカッコつけてみたり、
とにかくたくさん書きました
高校3年生、当時18歳だった僕にとって、とても興味深く毎日『美容』について考えていたことを覚えています
専門学校の入試は比較的簡単に合格できます
簡単な面接と作文くらいなので落ちる人はそうそういません
しかもこんなに作文について練習もしたし(誤字脱字や段落の分け方など初歩的なことも)
結果・・・
落ちました
あんなに練習したのに笑
今振り返ると、とても苦い思い出です
でも2校目で無事合格できました
晴れて美容師にもなれました✂︎
あの頃の僕はかなり落ち込んでいましたが、
これから美容師を目指してる方へ一言、専門学校に落ちても美容師になれるので安心してください^^
美容師と理容師とでは免許が別物です
僕たち美容師は理容室で働くことはできません
理容室=床屋さんです
美容室と理容室には大きな違いがあります
理容室とは、男性がメインのお客様でカットや顔剃りをして容姿を整えることを言います
美容室とは、昔からパーマや毛染め、髪結い、化粧などをして容姿を美しくすることを言います
大きく違うことは顔剃りができるかできないかです
直接カミソリが肌に触れるので危ないですからね
最近では男性が美容室に行くことも当たり前になってきているので昔ほど差はなくなってきていると思います
また理容室の方が美容室よりカット椅子1台においてのスペースが広く必要になります
これは管理美容師(お店を出すときに必要な資格)の免許を取るときに初めて知りました
美容と理容・・・細かい内容が違ったりもしますが近い存在であることは確かです
『美容室』と見るとカットやカラーやパーマ、トリートメントなど髪の毛を綺麗にする場所が真っ先に思い浮かぶと思います
しかし『美容室』とはそれだけではありません
例えば、エステやネイル、マツエクなど髪の毛以外のリラクゼーション効果やオシャレを楽しむ場所も美容室の一種と言えます
また、最近ではヘッドスパ専門店やカラー専門店など
カラー専門店に関しては僕も最近知ったのですが、カラーとシャンプーだけスタッフが担当してくれてドライヤーやそれからのことは全て自分でやるシステムのところもあるみたいです
人件費を節約して円滑に回す良い仕組みなのかもしれません
とにかく最初に知った時は驚きました笑
セ・・セルフドライヤー!?・・・(@_@)
って笑
ヘアサロンとマツエクやネイルが併設されている美容室もあります
『美容』とは髪の毛だけに限らずさまざまなジャンルのことも同じくくりで言えます
美容師の働く場は美容室だけではありません
結婚式場や雑誌の撮影、ファッションショーなどさまざまな場所で美容師が活躍しています
ヘアアレンジやスタイリングを中心に働く”ヘアメイクスタイリスト”の存在もあります
一度、美容室での仕事を経験し、その後ヘアメイクの道へ進む方も少なくありません
先月、自分たちの結婚式を挙げさせていただいたのですが、その時お願いした嫁のヘアメイクの担当者さんがとっても凄腕の方で
やはりヘアメイク専門で活躍されている方は上手でした
絶妙のバランスとトレンドも盛り込んでくれて、終始ガン見してました笑
ヘアメイクさんも「そんなに見られるとやりづらいよ〜」と
そりゃそうですよね、すいませんでした
でもホント勉強になりました
また、美容師のスキルを活かして、女優やモデルなどにメイクを施す”メイクアップアーティスト”に転身する人もいます
美容専門学校を卒業後、メイクの道へ進まれる方です
そのまま雑誌の撮影や化粧品会社などに携わる仕事へ就かれる人もいます
「美容とはあなたにとって何ですか?」
・・・
結論から言うと一言で表すことができません
しかし、この質問についてたくさん考えたあの頃の自分から10年経った今だからこそ言えることもあります
美容師とは人を感動させることができる仕事です
人と人が直接関わり合い、髪を通して美しくすることができる
ヘアメイクスタイリストやメイクアップアーティストも同じです
美しくなり喜びに変わる
喜びから感動に変わる
人は簡単に感動しません
映画を見たり、頑張っている姿を見たり、
感動の裏側には誰かの計り知れない努力や経験、想いが詰まってます
「美容」とはそのくらい大きな「感動」を与えることができる仕事だと思います
まだまだ何もできていない僕ですが、31歳を迎えた現在の答えとして
「プロフェッショナル仕事の流儀」風で進めさせていただきます
最後にもう一度聞きます
「美容とはあなたにとって何ですか?」
ん〜そうですね
美容とは
「誰かを感動させることのできる仕事」
とでもカッコつけて言わせていただきます
さらに10年後、40代になった自分にもまた聞いてみたいと思います
「美容とはあなたにとって何ですか?」
また新しい答えを期待して
それではまた