パーソナルスタイリストのMASAです
先日、嫁の親戚親子が山梨からはるばるカットに来てくれました
聞くと、来年から美容専門学校へ入学するみたい
いわゆる美容師の卵ですね
東京での暮らしや美容学校での出来事、その他諸々ヒアリングして
そんな姿を遠目から見てふと思ったんです
(あぁ、来春からキラッキラな学校生活&東京ライフが待っているんだ)
周りは大学進学や就職など進む道はそれぞれでしたが、とにかく「東京で一人暮らしができる」という憧れが強いんですよね
地方暮らしの方は意外とそんな曖昧なきっかけだったりします
東京への憧れ強いんです
僕は固定費である家賃や学費は親に払っていただいていたものの、入学金をセッセとバイトして支払いました
これが親から与えられた唯一の条件でした
無論、迷いなくバイトに明け暮れました
そのくらいどうしても行きたかったんですね
今思えば、試されていたのかもしれません
初めての一人暮らし、初めての東京、何もかもが初めてだったあの頃・・・
・・・と約20年前のことを思い出していました
いいなあ、これからもっともっと楽しいことが待ってるよ
さあここからが本題
これから美容学校へ進学し、美容師を目指す若者達は不安でいっぱいです
・美容学校ってどんな感じ?
・就活は?
・実際どんな生活が待ってるんだろう・・
何か参考になれば幸いです
美容学校は都内だけでもたくさんあります
その中から自分が行きたい学校を選ぶわけですが、正直・・・
よくわかりません!
ネットで調べると「美容専門学校選びは、得られる技術や知識、経験が学校によって大きく異なります。」などいろいろ書いてありますが、高校や大学の文理選択のような明確な選択肢がないため選び方が難しいのです
しかし結論から言うとどこの専門学校に入学しても自分次第で大きく変わってきます
見るべきポイントとしては場所と学費くらいです
技術に関しては基礎的なことは、どこの学校でもしっかり学べます
美容師になってからの技術が10だとすれば美容学校で学ぶ技術は1割くらい
残りは美容師になってから成長していくイメージです
ではなぜ自分次第で大きく変われるのか
僕が通っていた山野美容専門学校は募集定員が800名
これは入学してから知りましたが恐ろしいほどの人数です
40人のクラスが18組ほどあるイメージ
フロアが3階に分かれているため卒業するまで見たことない人もたくさんいました
当時の僕は「学校へ行きたい」という漠然とした理由がありました
高校を卒業して18歳、これからまだまだ長い人生が待っています
もう少し「学校」というところへ行きたかったんです
また「美容師になりたい」という明確な夢もあったため大学ではなく美容専門学校へ行くことを決断
そして人数が多く学校らしい山野美容専門学校を選んだわけです
対照的に少人数制の学校へ行きたい方もいるでしょう
少人数制の学校は先生の目が一人一人に届きやすく、人間関係も深まりやすいです
集中して実技、学科が学べます
これも1つの選択肢ですよね
また学校選びにおいて「場所」も重要です
日本で美容室が最も多く密集している地域は原宿、表参道、渋谷あたりです
原宿や渋谷、六本木など人が多く集まる場所に学校があると帰りに様々な刺激を受けます
そのエリアの情報や流行りを敏感に察知することができるのです
そういう意味では場所選びもとても重要
都内で働きたい方はなんとなく(この辺で働きたいな〜)くらいのイメージを持って学校選びをしても良いのかもしれません
また美容学校を卒業するにおいて最も大切なことは「国家資格」を取得することです
卒業するまでに資格を取らないといけません
国家資格がないと就職もできません
専門学校のゴールはそこです
そこを軸に学校生活を送ると良いと思います
就職活動は学校がサポートしてくれるわけではありません
自分が動かないと何も始まりません
あれ?ここの美容室の募集期間終わっちゃってる・・なんてザラにあります
その辺は義務教育の進路選択とは大きく変わってきます
実際、同級生で卒業するまで就職できなかった人もたくさんいました
しかし今は10年前と違って、美容室が増えてます
選ばない限り勤務先に困ることはないでしょう
2年生になると同時に就活は動き出すイメージです
1年生の間はがむしゃらに楽しんで学んで遊んで2年生になり就活開始
あっという間です
美容師にとってまず、就職することが第一関門
美容室選びは慎重に
働きたい美容室に入ることが、この先長い美容師人生でとっても大切になってきます
美容室によって、面接時の持ち物に「アピールできるもの」みたいなざっくりしたものがあったりします
一般企業の面接と違いますよね、美容室の面接は本当に変わってます
自分で制作したイラスト、写真、スタイルブックなどセンスがアピールできるものを持参するのです
日常的なセンスを見たいのでしょう
このための準備期間などを管理して、前々から余裕を持って就活を進めていきます
美容学校がどこだから受かりやすくなるなんて不平等なことはありません
すべては自分次第です
美容学校生活は楽しいですよ
中学や高校とは違った楽しさがあります
他の美容学校の知り合いもみんな楽しそうに学校生活を送っていました
結局どこの学校に行っても楽しいはずです
やりたいことをやれてるわけですからね
大事なことは「美容学校で何をしたいのか」
つまりは「どうして美容学校へ行きたいのか」
そこですよね
技術や学科、カリキュラムが充実していることも大切ですが、場所や雰囲気、「学校で何をしたいか」を重視して学校選びをすることが大切だと思います
そういう意味ではオープンキャンパスに行ったり身近な先輩に聞いたり、ヒアリングすることも大切です
これから素敵な夢に向かって進む第一歩として
素敵なスタートがきれますように
頑張ってください
僕もがんばろ
ではではこのへんで