パーソナルスタイリストのMASAです
美容室にあるカット椅子
使う時、使わない時、使う人、使わない人いますがどんな役割をしているのか
ここ数年カット椅子を使う美容師が増えてきましたが昔はそうでもなかったのかな?
こんな素朴な疑問、気になった方もいたのではないでしょうか
簡単にですがご紹介していきたいと思います
髪の長いお客様をカットする時はカット椅子が必須になります
特にレイヤー(段)をいれないスタイルの場合、床に対して垂直に真下にひいてカットします
少しでも角度を上げてしまうと段が入ってしまいベースもガタガタに切れてしまうため角度が重要
椅子に座ると目線やや下の位置でカットができるためカットラインも見やすく切りやすいのです
椅子を使わないとしたら膝をつく感じになるのかな
身長差によって必要な時とそうでない時があります
僕は身長が高いためカット椅子を使用することが比較的多い
特に先ほどのようなロングのお客様、またロング以外でも襟足付近の処理をする時は必須
それとは別にお客様が座るセット椅子の高さによって変わることもあります
美容室では上下に高さを変えることができるセット椅子がほとんどです
おおよそ10㎝上がります
身長の低い美容師さんはセット椅子を上げることで調整したりします
MAX上げてしまうとお客様の足がつかなかったりサイドテーブルに手が届かなかったりして
足ブラブラで落ち着かないためよほどのことがない限りMAX上までは上げませんが
カット椅子を使わない手段の1つです
次に美容師の姿勢について少しだけ
たまに見ますよね、こんな姿勢でカットしてる美容師
これでは腰の角度が直角で背骨や腰への負担が多く腰痛の原因になります
膝を使って姿勢を正せれば良いのですがなかなか難しいんですよね
ちなみに僕の身長で膝を使うと
こうなります笑
姿勢は良いですが膝プルプル
空気椅子・・
これではお客様の方が気を使ってしまいそうですね
筋トレにはいいかもしれませんがカットに集中できません
うんうん、いいですね
集中できそう
写真見て思いました
もう少し背筋伸ばした方がいいのでは
反省、気をつけます!
高身長の美容師さんにはカット椅子が必要なんですね
カット椅子に座ることで楽をしようとしているわけではありません
冒頭でも話しましたが、ここ数年ではカット椅子を使う美容師が増えてきています
理由としては腰痛の防止、カットに集中するためです
しかし昔はそうも言ってられませんでした
僕もカットの練習をしていた頃はカット椅子に座らせてもらえませんでした
先ほどの写真(膝プルの方)がメインでカットしてました
「トップスタイリスト以上でないとカット椅子禁止!」なんて皮肉なルールもあったり
昔はとにかく上下関係?いや、教えられてきたことをそのまま崩さないで下に教えることが大切だったんでしょう
それが指導者も賛同していれば良いのですがそうでなければ変えるべき
身長が高く、セット椅子も低い、襟足付近の処理をする時、カットのクオリティに支障がでるようであればなおさら
楽かどうかは正直全く変わりません
美容師は常に立ち仕事です
カットの時間だけ座ったくらいで楽さは変わりません
楽をしていると思えばその時別の対策をとれば良いのです
より良いカットをするためには時として仕組みを変えることも必要です
「カット椅子に座るパターン」と「座らないパターン」
2パターンでカットする美容師がいますがなんとなくご理解いただけたでしょうか
お客様としては美容師の事情は関係ありません
若手であれベストを尽くせる環境でカットをしてもらいたいです
何年、何十年とこの先長い美容師人生
体は正直
体が資本
体も歳をとっていきます
負担は最低限にできたら1番です
ではではこの辺で